トイレマークに見たジェンダー

トイレマーク

デパートでトイレを探す時、私は迷いなく男女のマークを探し、迷いなく赤いスカートを履いたマークが描かれたエリアに駆け込みます。

ただの男女が描かれているマークを「トイレ」として認識できるなんて、トイレマークのピクトグラムのデザインの浸透性に改めて感心します。

 

日本だけではなく世界中で当たり前に受け入れられているこのマークですが、もう何年も前に、「なぜ女性はスカートを履くと決めつけられるのか」という内容で論争が起きていたのを思い出します。

言われてみれば、当たり前にスカートを履いている方を女性として選んでいるなぁ…「だって女性はスカート履くんだしいいじゃん!」という意見、ごもっともだと思います。

ただこれ、一時期流行った「ダサピンク現象」と同じではないでしょうか。女性なんだから赤いスカート履かせればいい!という思考停止からくるデザイン…そんな言い方をされてしまうと身も蓋もありませんが、確かに今は女性のライフスタイルやファッションも様々な時代。 色や服とは違った性別のアプローチが必要なのかもしれません。

そうは言っても、やはりトイレを探す時、スカートマーク・あるいは赤いマークを探してしまう自分がいます。簡略化したデザインとは最大公約数に寄ったものになりますので、やはりスカート・赤の組み合わせは日本国内では最も通じるマークなのでしょう。

 

また、近年では「ジェンダーフリーではない」という意見も目にします。 「男女」という性別に収めることができない方のために、多目的トイレにLGBTのマークが必要なのでは?という意見。

一部でレインボーな人間のピクトグラムを目にしましたが、個人的にはどうなんだろう…と思ってしまいます。

LGBTとは言っても、シスジェンダーのレズビアン、ゲイの方々はトイレを使用する際性別の表記について困惑したことはないでしょうし、レインボーカラーは性の多様性として掲げるカラーであって記号として用いるのは違うと私は思っています。 「配慮してるよー!」というアピールなのでは…と変に勘ぐってしまうこともありますが、当事者でない以上これもおせっかいな想像にすぎないですね。

 

オリンピックや万博も控え、今後多くの海外の人が日本にやってきます。 女性の社会進出や性の多様性の認識は先進国の中では日本は最低レベルと聞きます。

ふとしたことで「日本って遅れてるなぁ」と思われることも、きっとたくさんあるのだと思います。凝り固まった認識でいてはダメですね!

馴染んだトイレマークを見て、そんなことを考えました。

toTop